2022/02/12
造作家具特集 洗面化粧台家具編
洗面化粧台の家具といっても、大工さんに作ってもらう物もあれば、家具屋さんに作ってもらう物もあります。
『その違いは?』
積層材や幅はぎ材だと大工さんで加工が出来るので、比較的簡単な箱を組む場合は大工さんにお願いしています。
逆に、メラミンなど現場で加工する事が難しく、さらに箱が複雑になると僕が家具図面を描いて、家具屋さんに作ってもらいます。
『積層材とメラミンの特徴は?』
積層材は、床の無垢フロアと同じ樹種で造る事ができ、家の雰囲気に合わせた化粧台が出来ます。オリジナル感も満載ですね。
ただし、無垢の木なので、いくら塗装をしてもメンテナンスが必要になります。
金額は比較的安価です。
メラミンは、簡単にいうと樹脂の化粧板ですので、積層材の様に劣化をほぼしません。普段のお手入れも楽になります。柄もかなり豊富で、好みの柄で造る事が出来ます。
ただし、金額が高くなるというデメリットがあります。
『僕のこだわりポイント!』
この金額が高くなるというデメリットを少しでも抑える為に、僕は天板や小口など面材の強度が必要だったり、納まり的にメラミンでないといけない部分にはメラミンを使い、その他の部分にはメラミンよりも安価なポリ化粧板を使います。
当然、全てをメラミンで作れば良いのですが、金額の事も考えながら設計する事も大切だと思います。