【ミシマノリノベ】図面のこだわり
【ミシマノリノベ】
リノベーションであっても、図面へのこだわりがあります。
リノベーションやリフォームの難しさは、契約して解体してみないと、本当の構造寸法がはっきりしないという所にあります。
年代的に、壁材は直張りなのか胴縁打ちがしてあるのか。。。
通し柱の偏心はしてるのか。。。
そもそも、本屋普請である場合、柱の大きさが4寸であっても、118mmの柱も有れば123mmの柱もあったりします。
設計デザインする段階で、それくらいの誤差を頭に入れながら考える必要があるんですね。
その誤差を考慮しながらでも、これくらいの図面は書いてます。
※PCでスクショをした画像なので、粗いです。。。
まぁ、リフォームやリノベーションだと、これくらいの図面だけでやる場合が多いと思いますが、空間をデザインする為には、特にこだわった造りにした部分を
①自分が展開図で確かめたい
②お客さまにも見て分かって欲しい
③実際に施工する時に大工さんにデザイン通りの納まりにして欲しい
④設備屋さんにも、造りを理解して欲しい
ので、展開図も必須です。
展開図とは、横からどう見えるのかが分かる図面です。
こちらが展開図です。
例えば、上の図面のTV面(上段左から2つ目)を書くだけでも、
①ソファーに座った時の最適なTVの高さ
②フロートタイプのTVボードの最適な取付高さ
③TVとブルーレイの配線を隠す為の各コンセントの位置
HDMIも壁内を通したいので、そのルートと方法
など、検討する事はたくさんあります。
僕の場合、使う設備を決めたら、その設備のCADデータを取得して、そのまま図面に組み込みます。
そうする事で、mm単位の納まりが検討出来るし、必要な下地も正確に把握する事が出来るからです。
また、間違いのないコンセントの位置を検討する為に、お客さまには購入予定のTV品番を教えてもらい、そのデータを見て、最終的にコンセントの位置を決めます。
ちょっと余談です。。。
今回のお客さまが選んだ洗面化粧台と鏡は、サンワカンパニー(現ミラタップ)さんの商品です。
サンワカンパニーさんの商品は、エンドユーザーが直接購入する事が出来ます。
そういう商品の場合、僕はお客さまに直接購入して頂き、それを取付しています。
だって、その方が絶対に安くなるので、お客さまにはメリットしかないからです。
平面プランや展開図があれば、施工出来てしまいますが、お客さまに2次元の図面で、3次元の空間をイメージして!と言っても、ほとんどの方が出来ないですよね。
そこで、パースを作成するんです。
こんな感じに。
3Dパースだと、完成後のイメージが分かり易いですね。
このパースを見てもらえば、僕が設計デザインした『造り』『カラーイメージ』『完成後の生活』を少しでも分かり易く理解してもらえるのではと考えています。
今回の『料理とコーヒーが映える家』では、
ホワイト・グレー・ブラック
の3カラーを使い、UBや洗面脱衣をカラーデザインしています。
今後、色々とUPしていきますので、見て欲しいです。