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case_newly施工事例

政田の平屋 (岐阜県本巣市)

敷地に合わせた『への字』形でも、シンプルデザインな平屋

床面積:111.89㎡

外観コンセプト

お隣がご実家で、西道路からのアプローチと、南の道路にも面している広い三角形の敷地に建つ「政田の平屋」。

三角形の敷地を有効に使う為に、家を「への字型」にする事にしました。敷地の角度と、実際の施工性を考慮して、への字の角度は108.7°に決定。

エントランスとなる西面のデザインはインパクトもあり、「これは家?」と思うデザインにしたかったので、窓を一切見せない様にデザインしました。

西の軒の出寸法は、過去最大の1,592.5mm。屋根の厚みと袖壁の厚みを揃える為に、厚みを400mmに設定し、印象的な台形ラインを作りました。

中心にある四角い壁は玄関ドアを見せない為の壁ですが、両サイドの隙間と屋根までの隙間は、バランスを考えてこの大きさにしました。この壁があるだけで、デザイン性はかなり上がります。

植栽のシマトネリコはあえて中心からずらし、エントランスの空間の方に植えました。見上げた時の雰囲気は、このような感じです。

南面には、これもへの字に曲げた巨大な庇。

柱や屋根の厚みを出来るだけ小さく薄く作りたかったので、この庇だけは鉄骨で作りました。

プランコンセプト

東がご実家だったので、お互いの行き来を考えて、食品庫にある勝手口を北東の角に配置。への字に曲がった部分にはLDKを配置し、ご家族が集まる空間を一番いい場所にして、居心地のいい空間にしました。

LDKは24帖を超える空間。への字に曲げた事により「くどさ」が出ないよう、空間は白を基調としてスッキリと見せる事を考えました。キッチンも、白いカウンターキッチンでデザインの統一を図ります。

すっきりと見せる為の工夫の1つ。

それは、収納の建具を白ポリで作り、白いクロスと同化させて存在感を無くす事です。建具枠も白く塗る事により、効果が出ます。

お子さんの部屋は、LDK横に配置。必ずLDKを通らないと部屋には入れず、家族のコミュニケーションに役立ちます。

白を基調とした「政田の平屋」ですが、洗面化粧台は木の色を使いました。オリジナルの洗面化粧台です。四角でシンプルな陶器の洗面器を探しましたが、なかなかありませんでした。

特殊施設のカタログで見つけたこの洗面器。実は「実験用流し」として売られています。壁に金物を取り付けて、その上に乗せるタイプでしたが、それを台に穴を開けて埋め込みました。

トイレ空間の小物は、KAWAJYUNさんの商品で選定。

後ろにある収納の棚は、使いやすい高さを求め、あえてサッシを横断する様に設置しました。これだけでも、なぜだかデザイン性が上がった気がします。

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