無垢の造作材は手間がかかるんです(^^;けど、それ以上にメリットがあります♪
僕が設計デザインする家には、必ず『無垢の造作材』があります。
それは、建具枠・サッシ枠・巾木などです。
そして、今回の『本田の平屋』にも勿論あります。
寂しいのですが、最近の家づくりは既製品の造作材を使う事が普通で、無垢はまず使いません。
造作材を無垢にする場合、
①加工図を作成し、加工屋さんに発注する
②加工屋さんは、面取まではしない(正確には、納得できる仕上がりにならないので頼んでいない)ので、自分で鉋で面取する
③面取が終えた材料を、塗装屋さんに塗ってもらう
④塗装の終えた材料を、現場で大工さんに取り付けてもらう
となります。
そうです。まぁまぁ面倒くさいんです💦
でも、無垢の造作材で作るメリットは、この面倒くさい行程をやってでもあると思っています。だから、続けられるんですよね(^^)
現場で取り付けた後に塗らず、先に塗る理由は、
『格段に仕上がりが良くなる!』
からです。
塗装について。。。
僕は、
『出来るだけ枠の存在感を壁(クロス)と同化させて消したい』
と思っています。
でも、無垢の木の質感は少し残したいんです。
そこで選んだ塗料は、OSMOのワンコートオンリー:ホワイトスプルースです。
艶なしタイプで、浸透性があり、木目をすこーし見せてくれます。
塗装回数は1回で済むという塗料ですが、1回では思った色になりません。白くしたい材料なので、そもそも白っぽい色のベイツガを使っても、1回塗りだと画像の様に少しピンクっぽくなっちゃいます。
その画像がこちらです↓
そこで僕は、塗装屋さんに2回塗ってもらってます。その画像がこちらです↓
明らかに違いますよね!
と、こんな感じで、お客さまには伝わり難い事に色々とこだわってます♪
完全に、自己満ですね(^^)